一 次性頭痛と二次性頭痛

頭痛は大きく2つに分けられます。

一次性頭痛
原因となる他の病気がなく、繰り返しおこる頭痛でいわゆる偏頭痛と呼ばれるものです。

二次性頭痛
他の疾患が引き起こす頭痛。命に関わることもある危険な頭痛です。命の危険がある病気とは、くも膜下出血や脳腫瘍などです。命の危険性がない、副鼻腔炎や二日酔いなどによっておこるものもここに含まれます。

頭 痛の種類

一次性頭痛は大きく3種類に分けられます。

・緊張型頭痛
頭を何かで締め付けられているような、鈍い痛みが続く頭痛です。首肩こりやめまいを伴うことも。

・偏頭痛
片側あるいは両側のこめかみから目のあたりにかけて、脈を打つような「ズキズキ」とした痛み。体を動かすと悪化します。光過敏、音過敏、吐き気などを伴います。

・群発頭痛
ある期間に集中して頭痛が起こります。
人によって期間は様々ですが、ほぼ毎日決まった時間帯に激しい頭痛発作が起こります。
症状は「目がえぐられるような」「目をキリで刺されるような」と表現され、耐え難い痛みと言われます。
必ず片側で、痛みと同側に目の充血、涙、鼻水、鼻づまり、額の発汗などの自律神経症状を表す特徴があります。

中医鍼灸では、気の巡りが悪くなっている状態により頭痛が起こりやすとされています。
寒さや同一姿勢、精神的なストレスなどが原因です。
また血の巡りが悪くなっている状態も頭痛の原因となります。
身体に熱が籠り、頭に上がっている状態だど偏頭痛、目充血、耳鳴りなどを引き起こします。
東洋医学では、肝(東洋医学における肝は、西洋医学の肝臓とは違い、気の流れを通じて感情の調節や自律神経系によって体全体の機能が順調に行われるように調節する働きをする)のバランスが崩れてくると、頭痛を始めとする頭部症状が現れやすくなります。
目の奥の痛み、目の症状、耳鳴り、めまいなども現れやすいです。

首肩こりや睡眠不足、女性ホルモンの乱れなどは頭痛を起こりやすくする原因ですのでしっかり休養を取ったり、リラックスすることが重要です。

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