生理痛・月経痛
生理痛はあるのが普通だと思われていますが、痛みがあることは異常な状態であり、そう認識して養生することが大切です。
生理痛は放っておくと、子宮内膜症、子宮筋腫、不妊などにつながることがあります。
中国では生理中は冷たいものを飲食せず、血を補う食べ物をとること、生理中は無理をしない生活をすると子供の頃から教育されているので、中国人女性は生理痛にはほとんど縁がないそう。
このように体を冷やさず生理痛に縁のない体を作ることが大切なのです。
生理は、要らなくなった子宮内膜が血液と一緒に排出される状態です。
この時、子宮は経血を押し出そうと収縮します。その収縮の痛みが生理痛です。
ストレス、疲労、睡眠不足、自律神経の乱れ、冷え、食生活の乱れなどで血流が悪くなると、生理痛は起きやすくなります。
また、生理痛の傷みの物質が全身へ影響を与えるため、頭痛や吐き気が起こる場合もあります。
中医学的には、「滞ることは、すなわち痛む」と言われています。
「血」のめぐりが滞ると、痛みがでたり、経血にレバーのような塊が混じったり、子宮筋腫や子宮内膜症を引き起こす可能性がでてきます。
内側からの冷え、外側からの冷え、ダイエット・過労・ストレスからの体を温めるエネルギー不足による冷えなど、血の廻りが滞らないように気を付けることが大切です。