夜 尿症とは
5歳以上になっても1ヵ月に1回以上の頻度で夜尿が3ヵ月以上続く場合とされています。
小学生になった後もおねしょをしていた子供は、すぐには改善しないというという特徴があります。
夜尿症の原因はありますが、科学的には完全に解明されていません。
夜尿症の子供は眠りが深く、多くの場合自分が夜尿をしても起きません。
問題となる点は、尿量と膀胱の容量のバランスなのです。(睡眠中の抗利尿ホルモンの増加が少なく、尿量の減少が不十分、また自律神経のバランスが未熟で膀胱容量の増加が不十分など)
このバランスが崩れる問題の原因は精神的なストレスもあると言われています。
ある程度大きくなった子どもが突然おねしょをし始めたりするのは精神的ストレスが関係しているとされますが、小さい時からずっと続いている夜尿症の場合は精神的ストレスとの関係は明らかではありません。
当院では自律神経やホルモンバランスの安定をはかると共に、症状改善を目的とした鍼治療(小児鍼)を施していきます。
また、家族がおねしょをしかったり、治すことをあせったりしないよう、おおらかな気持ちでいるよう心がけてください。